Googleビジネスプロフィールの投稿は、どれくらいの頻度で出せばよいのか。外注先の提案に「週1回」「月4回」と書かれていて、その数字が自分の店に合っているのか判断できない。この記事は、そういう方に向けて書いています。
この記事が答える質問は、1つです。「投稿の頻度は、何を基準に決めればよいのか」。
先にお答えすると、頻度は回数から決めるのではなく、店の情報が変わる周期と、それを投稿に変えられる体制から逆算します。一律の「週1回」が正しいわけでも、間違っているわけでもありません。店ごとに、続けられる回数と、伝えることがある回数が違うからです。
結論:投稿の頻度は、店の情報が変わる周期から逆算します
回数を先に決めると、書くことが無い週が出ます
「週1回」と先に決めると、店に何も変化が無い週にも1本が必要になります。そういう週の投稿は、前の週と似た内容になりがちです。
反対に、季節の入れ替えやイベントが重なる時期は、週1回では足りないこともあります。回数を固定すると、書くことが無い週と、書ききれない週の両方が生まれます。
順位と頻度の関係は、公式には示されていません
「頻度を上げると地図の順位が上がる」という説明を見かけることがあります。ただ、投稿の頻度が順位にどう効くかを示す公式の数字は、私が確認した範囲(2026年9月時点)では見つかっていません。
ですから、この記事では順位のために頻度を上げる、という考え方は取りません。お客様が店のページを開いたとき、今の店の情報がそこにあるか。頻度はそのための手段として考えます。
この記事で扱うのは、回数の決め方です
投稿の書き方や、管理画面の操作手順はここでは扱いません。扱うのは、何回出すかを決めるときの物差しと、外注先の提案をその物差しで読む方法です。
この決め方が合う店舗と、合わない店舗
提案書の頻度が、会社ごとにばらばらな店舗
ある会社は週1回、別の会社は月2回、と提案が割れている場合に向いています。どちらが正しいかではなく、自分の店の周期にどちらが近いかで判断できるようになります。
メニューや案内がほとんど変わらない店舗
取り扱う商品や営業の形が年間を通してほぼ同じ店舗では、投稿の回数を増やす理由が少なくなります。この場合は、回数を抑えて、古い情報を残さないことを優先するほうが合っています。そういう店舗には、頻度を上げる提案はあまり向きません。
基本情報がまだ埋まっていない店舗
営業時間やカテゴリ、写真といった基本の項目が埋まっていない段階なら、投稿の頻度を考えるのはその後です。基本項目の埋め方と確かめ方は、Googleビジネスプロフィールの使い方|直したあと、どこを見て確かめるかで書いています。
投稿の種類ごとに、頻度の考え方が違います
Googleビジネスプロフィールの投稿には、いくつかの種類があります。どの種類が使えるか、どう表示されるかは業種や時期で変わることがあるので、最新はGoogleの公式ヘルプで確認してください。ここでは、頻度を考えるうえでの違いだけを書きます。
最新情報:店に変化があったときに出すもの
新しい商品、営業日の変更、店内の様子など、一般的なお知らせです。頻度を考えるときの中心になるのはこの種類です。店の変化が月に何回起きるかが、そのまま出せる回数の目安になります。
イベント:日付が先に決まっているもの
開始日と終了日を持つ投稿です。出す日は、カレンダーが先に決めてくれます。イベントが多い店ほど、この種類で頻度が自然に埋まります。年間の予定を一度書き出すと、何月に何本出るかがあらかじめ見えます。
特典:出す条件を先に決めておくもの
割引やサービスなどの案内です。これは回数を増やせばよいものではありません。特典を出し続けると、特典が無い時期に来店しづらくなることもあります。どういう条件のときに出すかを先に決めておき、その条件が来たときにだけ出すほうが扱いやすくなります。
頻度を決める3つの物差し
物差し1:お客様に伝える変化が、店の中で月に何回起きるか
まず、過去の数か月をふり返って、お客様に伝える価値のある変化を書き出してみてください。新しい商品、季節の入れ替え、休業日、店内の模様替え、スタッフの入れ替わりなどです。
その数が、無理なく出せる回数の上限に近くなります。書き出した数より多い回数を約束すると、どこかで中身の薄い投稿が混ざります。
物差し2:写真を撮る人と、その時間が確保できるか
投稿には写真がほぼ必要です。そして写真は、店にいる人しか撮れません。回数を決める前に、誰が、営業のどの時間に撮るのかを名前で決めてください。
撮る人が決まっていない状態で週1回を約束すると、素材が届かない週から崩れます。
物差し3:投稿した内容が古くなったとき、誰が直すか
見落とされやすいのが、この物差しです。投稿の回数が増えるほど、古くなる情報も増えます。終わったイベント、変わった営業時間、終わった特典が残っていると、お客様の迷いになります。
出す回数と同じくらい、古くなったものを見直す回数も決めておいてください。見直しの手が回らないなら、回数を減らすほうが店のページとしては正確になります。
投稿作業を受けている側から見た、頻度が崩れる瞬間
私はいま、業務委託でMEOの運用代行を受けています。担当しているのは、企画と台本の作成、編集の指示、投稿作業、月次の分析です。その立場から見て、頻度が崩れるきっかけは2つに集まります。
崩れるのは、素材が届かない週です
投稿の文章は、こちらで用意できます。ただ、店の写真や、今週何が変わったかという情報は、店の側からしか出てきません。その素材が届かない週に、予定の回数が守れなくなります。
だから外注するときも、頻度は「外注先が何回出すか」だけでは決まりません。店の側から、何回素材を渡せるかとセットで決まります。
反応が見えない期間に、回数を減らしたくなる
投稿を続けていても、しばらく手応えが無い期間はあります。私自身、引き継いだ別の案件で、伸びるまで手応えがまったく無い時期を経験しました。やっている最中は、効いているのか分からないままでした。
その経験から、反応が無い期間をすぐ失敗とは読まないようにしています。回数を減らすかどうかは、反応の有無ではなく、上の3つの物差しで判断するほうがぶれません。これは結果を約束する話ではなく、判断の基準を反応に置かないという話です。
外注の見積もりで、頻度が費用をどう動かすか
回数が増えると上がる部分と、ほとんど変わらない部分
投稿の回数が増えると、文章の作成と投稿作業、内容の確認の手間が回数に比例して増えます。この部分は、回数が増えれば費用も上がる向きに動きます。
一方で、月次の分析や、アカウント全体の設計は、回数にあまり左右されません。見積もりに1本の数字しか書かれていないときは、どちらの部分がどれだけ含まれているかを分けてもらってください。
写真を撮りに来るかどうかで、向きが大きく変わる
投稿用の写真を外注先が撮りに来る形だと、訪問の回数と時間が費用を大きく動かします。店の側で撮った写真を渡す形なら、その部分はかかりません。同じ「月4回」でも、写真の出どころが違えば別の見積もりになります。
見積もりを取るときに、そろえて渡す条件
複数の会社に頼むときは、次の条件を同じ文面で渡すと、返ってきた見積もりを並べて比べやすくなります。
- 月に出したい投稿の回数(最新情報・イベント・特典の内訳まで)
- 写真は店で撮るか、撮りに来てもらうか
- 投稿の内容を最後に確認する人と、確認の回数
- 古くなった投稿の見直しを、作業に含めるか
- 拠点の数
当社への具体的なお見積りは、料金・お見積りページから条件を伺ってお出ししています。
持ち帰れるパーツ:用語と、実際の運用でどう現れるかの対応
提案書や管理画面に出てくる言葉が、実際の運用では何として現れるかを並べました。提案を読むときの手元に置いてお使いください。
- 「投稿頻度 週1回」 → 実際には、店から素材が届く回数と同じ回数しか守れません。素材を渡す担当と曜日が決まっているかを確かめます。
- 「最新情報」 → 店の変化があった週に出る投稿です。変化が無い週に無理に出すと、前の週と似た内容になります。
- 「イベント」 → 年間の予定表から、出る月があらかじめ決まる投稿です。予定表を渡せば、外注先も先回りして準備できます。
- 「特典」 → 出す条件を決めてから使う投稿です。回数の目標には入れないほうが扱いやすくなります。
- 「ボタン(予約・詳細・電話など)」 → 投稿から次の行動へ進む入口です。ボタンの行き先が、今も正しいページにつながっているかを定期的に確かめる作業が発生します。
- 「投稿が掲載されない」 → Googleのポリシーに合わないと判断されると、投稿が表示されないことがあります。誰が気づいて、誰が直すかを決めておく必要があります。
- 「パフォーマンス(実績)」 → 管理画面で見る数字です。回数を変えた前後で比べるなら、比べる期間の長さをそろえます。
- 「投稿作業」 → 文章を作ることと、管理画面から出すことの両方を指す場合と、片方だけの場合があります。提案書ではどちらか確かめます。
この記事と近い話は Googleビジネスプロフィール運用代行の費用|回数が決まらない作業の読み方/MEO対策は自分でやるか代行か|どっちかではなく、切れ目を決めて選ぶ にも書いています。
まとめ
「投稿の頻度は、何を基準に決めればよいのか」という質問への答えは、店の情報が変わる周期と、それを投稿に変えられる体制です。
- 回数を先に決めると、書くことが無い週と、書ききれない週が生まれます。
- 投稿の種類ごとに、出すきっかけが違います。最新情報は店の変化、イベントは日付、特典は条件です。
- 頻度は、変化の数・撮る人と時間・古い情報を直す手、の3つで決めます。
- 外注しても、店の側から素材が何回出せるかで、守れる回数が決まります。
今日できることとしては、過去3か月にお客様へ伝えるべきだった変化を書き出してみてください。その数が、あなたの店が無理なく出せる頻度の出発点になります。
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