ChatGPTで投稿文の作り方|書かせる前に渡す材料と、人が見る場所

ChatGPTで投稿文の作り方|書かせる前に渡す材料と、人が見る場所

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ChatGPTで投稿文を作ると、それらしい文章はすぐに出てきます。ただ、そのまま出せるかというと、多くの場合そうはなりません。

この記事が答える質問は1つです。ChatGPTに投稿文を書かせるとき、何を渡して、どこを人が見れば、出せる文章になるのか。そして、外注先が「AIで投稿文を作成します」と書いてきたとき、それをどう確かめればよいのか。

先に答えを書きます。投稿文の質は、頼み方の言い回しより、書かせる前に渡す材料でほぼ決まります。そして、事実かどうかの確認と、出すかどうかの判断は、人の手に残したほうが安全です。

先に結論:ChatGPTが得意なのは「整える」ことで、「足す」ことは危ない

言い回しを整える作業は、任せて困ることが少ない

長さを縮める。硬い言い方を柔らかくする。同じ内容を別の書き出しで何通りか出す。こうした作業は、元の中身が正しければ、崩れにくい作業です。

中身を足させると、ありそうな話が入ってくる

一方で、材料が足りないまま「いい感じに書いて」と頼むと、AIは空いた場所を埋めにきます。来店したお客様の一言、スタッフの工夫、季節の出来事。どれももっともらしく、読んでも嘘だと分かりません。だから危ないのです。

私が最初にChatGPTを触ったときのこと

私がAIを本格的に使い始めたのは、独立してからです。最初に触ったのがChatGPTで、きっかけはYouTubeで見た動画でした。当時やっていたコンサルの業務をやらせてみましたが、精度は期待していたほどではありませんでした。

いまはAIを毎日使っています。ただ、最初からうまく使えていたわけではありません。変わったのは、AIの性能だけでなく、こちらが渡すものの量と形でした。

読み進める前に、手元の状況を確かめてください

外注先の提案に「AIで投稿文を作成」と書かれている方

この記事がいちばん役に立つ場面です。同じ一行でも、材料を誰が集め、誰が確認するかで、中身はまったく違う仕事になります。後半で、見積もりのどこを見ればよいかを書きます。

自社で試して、文章が「どこかで見た感じ」になった方

頼み方を工夫する前に、渡している材料を見直すと早いことが多いです。材料の章から読んでください。

投稿がまだほとんど誰にも届いていない方

文章の出来より、届く仕組みのほうが先の課題かもしれません。その場合、この記事で文章を磨いても数字は動きにくいです。

ChatGPTに投稿文を書かせる前に、渡す材料は4つです

材料1:誰に読ませるのか、一人の顔で

「20代女性」のような広い言い方ではなく、「仕事帰りに一人で寄れる店を探している人」のように、場面ごと書きます。場面があると、AIが選ぶ言葉が具体的になります。

材料2:実際に起きたことと、使ってよい数字

ここがいちばん効きます。私は自分の投稿を自動で作るとき、実際に起きたことと実測値だけを書いた台帳をAIに渡しています。投稿に書いてよい出来事と数字は、その台帳に載っているものだけ、という決まりです。

台帳に無い話は書かせない。この一行があるかないかで、文章の信用が変わります。

材料3:書いてはいけないこと

効果を約束する言い方、他のお客様が特定できる書き方、業種ごとに規制のある表現。禁止の一覧を先に渡しておくと、あとで直す手間が減ります。

材料4:過去に反応があった投稿の型

書き出しの形、段落の長さ、締め方。うまくいった投稿を2〜3本見せると、店の口調に寄っていきます。逆に何も見せないと、どの店が書いても同じ文章になります。

作り方の手順:一度で書かせず、3回に分けて頼む

1回目:方向の違う候補を並べさせる

材料を渡したうえで、書き出しや切り口の違う候補を複数出させます。この段階では、出来の良し悪しより、選べる幅があるかを見ます。

2回目:材料と照らして、足された話を削らせる

選んだ候補について、「材料に無い出来事や数字が入っていたら指摘して」と頼みます。AIに自分の文章を点検させるのは完全ではありませんが、見落としは減ります。最後は人が材料と見比べます。

3回目:媒体の長さと形に合わせる

Instagramのキャプション、Threads、Googleビジネスプロフィールの投稿では、読まれる長さも改行の感覚も違います。中身が固まってから、媒体ごとに整えてもらいます。順番を逆にすると、削るたびに事実が崩れます。

AIの投稿文で起きやすい崩れ方

ありそうな場面が、断りなく足される

「常連さんから言われました」「スタッフ一同心を込めて」。材料に無いのに入ってくる典型です。読み手には区別がつかないので、書き手の側で止めるしかありません。

言い切りが、元の材料より強くなる

「緩和されたような気がする」が「改善します」に変わる、といった強まり方です。気持ちの強さを整えるつもりで、事実の強さまで変わってしまいます。

毎回同じ締め方に寄っていく

何本も作らせると、問いかけや呼びかけの締め方が揃ってきます。1本ずつ見ると問題なくても、並べると機械的に見えます。月に一度、まとめて並べて読むと気づけます。

私の運用で、本数を減らした理由

作るのが楽になるほど、本数を増やしたくなる

私は自分のThreadsを、毎日AIで投稿文を作って自動で出しています。作る手間が軽くなると、本数を増やしたくなります。実際、しばらくは1日5本出していました。

見られる回数は増えても、追いかけてくれる人は増えなかった

4週間で見られる回数は増えていました。それでもフォロワーは8人のままでした。そこで2026年9月23日に、1日3本へ減らしました。本数より、1本ごとに「この人を追いたい」と思ってもらえるかを見ることにしたためです。

AIで量は作れます。ただ、量が効くかどうかは別の話でした。外注先がAIによる本数の多さを強みにしている場合は、その本数が何のためかを聞いてみてください。

外注先が「AIで作ります」と言うとき、見積もりは何で動くか

ここでは金額は書きません。代わりに、金額を動かしている条件を並べます。

材料を集める作業が、どちらの担当か

店の出来事や使ってよい数字を、外注先が聞き取りに来るのか、店側が毎回まとめて渡すのか。聞き取りまで含むほど、外注先の時間が乗るので重くなります。店側が渡すなら軽くなりますが、その手間は社内に残ります。

生成したあと、人が読む工程が入っているか

AIが出した文章を、人が材料と見比べてから出すのか、そのまま出すのか。人が読む工程が入るほど重くなります。入っていない場合、安く見えても、確認の手間が店側に移っているだけのことがあります。

媒体の数と、1日の投稿枠の数

媒体が増えるほど、長さと形を整える作業が増えます。1日の投稿枠が増えるほど、確認の回数も増えます。

見積もりで分けてもらうとよい欄

  • 材料の聞き取り・整理
  • 生成と候補の選定
  • 事実確認と修正
  • 媒体ごとの調整と投稿作業
  • 止まったときの対応

この5つを分けてもらうと、「AIで作成」の一行の中に何が入っているかが見えます。複数社から取るときは、同じ欄で並べてください。具体的な金額が必要な方は、料金・お見積りのページから条件を伺ってお見積りします。

持ち帰れるパーツ:AIに任せてよい範囲と、人が持ったほうがよい範囲

今日から使える線引きです。自社でChatGPTを使う場合にも、外注先に任せる範囲を決める場合にも、そのまま使えます。

AIに任せてよい範囲

  • 書き出しの候補を何通りか出すこと
  • 決まった中身を、媒体に合う長さへ縮めること
  • 硬い言い回しを、店の口調へ寄せること
  • 誤字や、同じ語の繰り返しを見つけること
  • 材料に無い話が混ざっていないかの一次点検

人が持ったほうがよい範囲

  • 書いてよい出来事と数字を決めること(台帳を作ること)
  • お客様やスタッフが写る・登場する投稿を載せてよいかの判断
  • 言い切りの強さが、事実と釣り合っているかの確認
  • その日に出すか、出さないかの最終判断
  • 投稿への返信やDMへの対応

境目で迷ったときの一行

「間違っていたときに、謝るのは誰か」で決めてください。謝るのが店なら、その判断は人が持ちます。AIには、その手前の下ごしらえを任せます。

この記事と近い話は AI SNS運用の自動化|どこまでが機械で、どこから人の手に戻るのか/店舗のインスタで投稿ネタがない|作る前に、切れている場所を上から順に探す にも書いています。

まとめ

最初の質問に戻ります。ChatGPTに投稿文を書かせるとき、何を渡して、どこを人が見れば出せる文章になるのか。

  • 渡すのは、読ませる相手の顔、起きたことと使ってよい数字、書いてはいけないこと、過去に反応があった型の4つです。
  • 頼むときは、候補を出す、材料と照らして削る、媒体に合わせる、の3回に分けます。
  • 人が見るのは、事実かどうか、載せてよいか、出すかどうか、の3か所です。

外注先が「AIで作成」と書いてきたら、材料集めと確認がどちらの担当かを聞いてください。その答えで、見積もりの中身も、社内に残る手間も分かります。

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