整骨院のMEO対策|外注前に決める、書ける言葉と確認の担当

整骨院のMEO対策|外注前に決める、書ける言葉と確認の担当

執筆者:

カテゴリ:

整骨院のMEO対策を外注で比べるなら、最初に見るのは作業の量ではありません。説明文や投稿に何を書いてよいか、それを誰が確かめるかです。ここが決まっていない見積もりは、同じ「MEO対策」という名前でも中身が揃いません。

この記事は、外注することは決めていて、何社かの提案を比べている院長さんに向けて書いています。整骨院だけ条件が変わる場所を4つ挙げます。そのうえで、見積もりを同じ条件で並べる手順と、1か月の運用スケジュール例を載せました。

先に結論:整骨院のMEOは、書いてよい言葉の線引きから始まります

地図に出る情報も、施術所の案内として読まれます

Googleマップに出る院の情報は、見る人にとっては院の案内そのものです。整骨院の場合、施術所として広告できる事項は法律(柔道整復師法)で限られています。Googleビジネスプロフィールの説明文や投稿がどこまでその対象になるかは、この記事では判断しません。私は法律の専門家ではないからです。

ただ、外注先を比べるうえで大事なのは、法律の解釈そのものではありません。その確認を、契約の中で誰が受け持つのかが書かれているかどうかです。

整骨院の実績を、この記事の根拠にはしていません

私は業務委託でMEOの運用代行を受けています。企画、投稿作業、月次の分析といった実務を毎月回しています。この記事の土台はその実務の組み立て方です。整骨院を担当した事例を根拠にして書いたものではありません。業種特有の論点は、公的な案内やGoogleの規約で確かめられる範囲に絞りました。

この記事が答える質問

答える質問は1つだけです。「整骨院のMEO対策を外注で比べるとき、どこが他業種と違い、何を確かめれば判断できるか」。

この比べ方が役に立つ院、まだ早い院

範囲が揃っていない見積もりが、2通以上手元にある院

いちばん役に立つのはこの場合です。整骨院に特有の条件を並べると、見積もりの差がどこから来ているのかが見えやすくなります。

保険の施術と自費のメニューを、両方打ち出したい院

書き方にいちばん気を遣うのがここです。外注先によって扱いがかなり違うところなので、比べる意味があります。

まだオーナー確認が済んでいない院は、先に登録を

開院前で、Googleビジネスプロフィールの登録やオーナー確認が終わっていない場合は、比べる段階ではありません。先に院の名義で登録を済ませてください。外注先の名義で作られると、契約が終わったあとの扱いがややこしくなります。

整骨院で条件が変わる場所1:説明文と投稿に書ける言葉

広告の制限を確かめるのは、院か外注先か

提案書に「投稿文の作成」とあっても、その文面を法規の観点で見るのが誰なのかは、書かれていないことがあります。考えられる形は次の3つです。

  • 外注先が書き、院長が確かめてから出す
  • 外注先が一次確認まで行い、院長が最終判断する
  • 外注先が書いて、そのまま出す

3つめの形は、確認の工程が抜けています。「確認は院でお願いします」と書かれている場合は、月に何本を確かめることになるのかを先に数えておいてください。院長の手元に残る作業になります。

「保険が使える」は、使える範囲とセットで書く

柔道整復の施術で健康保険が使えるのは、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷のように、けがが原因の場合に限られます(2026年9月時点で、公的機関が案内している範囲です)。「保険が使えます」とだけ書くと、慢性的な肩こりにも使えるように読めてしまいます。この一文をどう扱う提案になっているかで、外注先の慎重さが分かります。最新の扱いは、公的な案内や所属団体で確かめてください。

「治る」「必ず良くなる」と言い切らない

効果を言い切る表現は、どの業種でも避けるべきものです。身体を扱う整骨院では、なおさら気をつけたいところです。提案書に載っている投稿の見本に、こうした言い回しが入っていないかを見てください。見本は、その外注先がふだん書く文章の見本でもあります。

整骨院で条件が変わる場所2:写真に写るのが、患者さんの身体

施術中の写真は、同意の取り方を先に決める

施術の様子を載せたいとき、写るのは患者さんの身体です。撮影に同意をもらうことと、地図上に公開することへの同意は、分けて取ったほうが後で揉めません。同意書のひな形を用意してくれる外注先なのか、院で用意する前提なのか。ここも確かめる項目です。

人を写さなくても伝わる写真がある

地図で院を探す人がまず知りたいのは、行き方と中の雰囲気です。入口の外観、看板、受付、待合、駐車場や駐輪場、ベッドの並ぶ施術スペース。人が写らない写真でも、来院前の不安はかなり減らせます。撮影に来てもらうなら、施術の合間の時間に撮れる範囲かどうかも合わせて相談してください。

整骨院で条件が変わる場所3:口コミの頼み方と返し方

見返りと引き換えの口コミ依頼は、Googleが認めていません

割引や特典と引き換えに口コミを書いてもらうことは、Googleの規約で禁止されています(2026年9月時点。最新はGoogleの公式ヘルプで確認してください)。「口コミを増やす施策」が提案書に入っていたら、具体的に何をするのかを聞いてください。受付での声がけや、会計後にお渡しするカードなど、見返りを伴わない形かどうかが分かれ目です。

返信で、症状や通院の事実に触れない

口コミへの返信は、誰でも読める場所に残ります。「腰の具合はいかがですか」と書くと、その人が通院していることや症状を、院の側から公開することになります。返信の下書きを誰が書き、誰が確かめて出すのか。ここを見積もりで確かめてください。返信の文面の組み立て方は、別の記事で詳しく書いています。

整骨院で条件が変わる場所4:受付時間と予約の行き先

受付時間と施術時間は、分けて考える

夜遅くや土曜にも受け付けている院では、受付の締め時間と施術が終わる時間が違うことがあります。地図に出る営業時間とずれていると、来院したのに受けられないということが起きます。祝日や臨時休診の反映を毎月の作業に入れているか、提案書で確かめてください。

電話か予約システムか、行き先を1つに決める

電話番号、予約サイトのリンク、LINEのように、行き先が複数あると、どこから来た予約なのかが分からなくなります。月次の報告で「地図から何件の予約につながったか」を見たいなら、行き先をどう数えるかを契約前に決めておく必要があります。

整骨院のMEOで、見積もりを動かす条件

ここでも金額は書きません。代わりに、何が増えると重くなるのかを並べます。一般的な条件の分け方はMEO対策の費用相場の記事で書いたので、ここでは整骨院で差が出るものに絞ります。

  • 表現の確認を外注先がどこまで持つか。一次確認まで持ってもらうほど重くなり、院の手元に残る作業は減ります。
  • 保険と自費のメニューを分けて説明するか。書き分けるほど文章の量と確認の手間が増えます。
  • 撮影に来るか、院から写真を送るか。来てもらう場合は、同意書の段取りまで含むかどうかでも変わります。
  • 口コミの返信を、下書きまでにするか、公開までにするか。
  • 院の数。分院があれば、院ごとに受付時間や休診日の反映が必要になります。
  • 月次の報告で、地図の数字と予約の数を突き合わせるか。

見積もりを同じ条件で並べる手順

  1. 上の6つを表の行にして、各社の見積もりを列に並べます。
  2. 書かれていない欄は「含まれない」とみなして、各社に聞き直します。
  3. 聞くときは、内訳を作業ごとに分けて出してもらいます。
  4. 院長の手元に残る作業(確認・撮影の立ち会い・同意書)を、各社ごとに数えます。
  5. 残る作業の量まで含めて比べます。

当社の金額が必要な場合は、料金・お見積りページから条件を伺い、お見積りします。

持ち帰れるパーツ:整骨院のMEO、1か月の運用スケジュール例

整骨院の場合の月の回し方を、一例として並べます。院の規模や外注の範囲によって入れ替えてください。私が受けている作業にも月次の分析は入っていて、置き場所は同じく月末です。

月初:翌月までの休診と受付時間の反映

  • 祝日、学会や研修による臨時休診、年末年始の予定を登録する
  • 季節で受付の締め時間が変わる院は、その変更を反映する
  • ログインしていない状態の地図で、表示が変わったかを見る

第1週:今月の投稿案と表現の確認

  • 投稿案を出す(例:けがの応急処置の考え方、院内の設備、受付時間の案内)
  • 「保険」「治る」など確認が要る言葉に印を付けて、院長へ回す
  • 保険の施術と自費メニューの説明文を、書き分けたまま保てているか見直す

第2週:写真の差し替え

  • 入口、受付、駐車場など、人が写らない写真を1つ差し替える
  • 施術中の写真を使う場合は、同意書の控えがあるものだけにする

第3週:口コミの点検

  • 新しい口コミに返信する。症状や通院の事実には触れない
  • 受付での声がけが、見返りを伴わない形で続いているかを確かめる

月末:地図の数字と予約の数を並べる

  • 地図からの電話・経路検索・サイトへのアクセスを記録する
  • 同じ月の予約台帳から、地図経由と分かる予約を数える
  • 2つのずれを見て、翌月に直す場所を1つだけ決める

この記事と近い話は MEO対策の会社の選び方|見積もりを横に並べて比べるための4つの欄/低評価の口コミへの返信例文|誰が書くかを決めてから文面を選ぶ にも書いています。

まとめ:整骨院のMEOを比べるときに見るもの

最初の質問に戻ります。整骨院のMEO対策を外注で比べるときに他業種と違うのは、書ける言葉、患者さんが写る写真、口コミの頼み方と返し方、受付時間の4か所です。そして判断を分けるのは、それぞれの確認を誰が受け持つかが見積もりに書かれているかです。

今日できることは1つです。手元の見積もりに「表現の確認は誰がするか」と書いた行を足して、空欄になっている会社に聞いてみてください。その答え方で、比べる材料がひとつ揃います。

ご相談はこちら

30分の無料相談で、現在のアカウントを見たうえで必要な範囲をお伝えします。その場での契約はお願いしていません。

無料相談を予約する(30分・オンライン)

そこまでではない、まず1つだけ聞いてみたいという場合は、公式LINEからどうぞ。24時間以内にお返事します。営業や一斉配信はしません。

公式LINEで質問する