Googleビジネスプロフィールのオーナー確認が進まない。外注先には「まず確認を済ませてください」と言われている。この状態で止まっている方に向けて書きます。
この記事が答えるのは、「オーナー確認ができないとき、店の側では何を確かめ、どこから先を外注先やGoogleに任せればよいのか」という質問です。
先に答えを書きます。「確認できない」は、止まっている場所が3つに分かれます。確認を始める前、確認の方法を進めている途中、送ったあとの審査を待っている間です。どの段で止まっているかが分かれば、次にやることは一つに絞れます。
止まっている段が分かれば、次の一手は一つに絞れます
オーナー確認は、店がその場所の管理者だと示す手続きです
オーナー確認は、「この店を実際に運営しているのは自分です」とGoogleに示す手続きです。済むまでは、編集した内容が地図に出なかったり、使えない機能があったりします。
確認が済んでいないと、運用代行の作業はほとんど始められません。外注先から「確認が先」と言われるのは、このためです。
確認の方法は、店ではなくGoogleが選びます
確認の方法には、電話やSMS、メール、動画の撮影、郵送などがあります。どの方法が出るかは店の側では選べません。Googleが店ごとに提示します。
同じ業種でも、隣の店は電話で済んで、自分の店は動画を求められる、ということが起きます。手順をネットで調べても話が合わないのは、多くの場合このためです。
だから「できない」の中身は、段ごとに違います
「確認の画面が出てこない」と「動画を送ったのに通らない」は、同じ「できない」でも原因がまったく違います。先に段を決めずに調べ始めると、関係のない手順を何度も試すことになります。
書いている私の立場と、この記事で頼っているもの
私はSNS運用代行のフリーランスで、業務委託でInstagramとMEOの運用代行を受けています。実際の作業は、企画と台本の作成、編集の指示、投稿、月次の分析です。
この記事の手続きの説明は、2026年10月時点のGoogle公式ヘルプの説明に沿っています。確認の画面や方法は、Googleの側で予告なく変わることがあります。手を動かす前に、最新の公式ヘルプを確かめてください。
なお、オーナー確認で詰まった店舗の具体的な事例は、この記事の根拠にしていません。書いているのは、手続きの構造と、切り分けの順番です。
この手順で前に進める店舗と、先に別の窓口がある店舗
外注先から「確認を済ませてから」と言われて止まっている店舗
いちばん役に立つのはこの場合です。確認が済めば、外注先との話はそのまま前へ進みます。どの段で止まっているかを、外注先に正確に伝えられるようにもなります。
前の担当者や以前の業者が、プロフィールを持ったままの店舗
辞めたスタッフの個人のアカウントや、過去に頼んだ業者のアカウントで確認済みになっていることがあります。この場合は、新しく確認するより先に、権限を取り戻す手続きが要ります。下の手順の中で扱います。
停止の通知が届いている店舗は、確認より先に再審査の話です
プロフィールが停止されている場合は、オーナー確認とは別の手続きになります。ガイドラインのどこに当たったのかを確かめ、直したうえで再審査を求める流れです。この記事の手順は、停止されていない店舗を前提にしています。
「確認できない」が起きる場所は、3つの段に分かれます
段A:確認の画面にたどり着く前
ログインしているアカウントが違う。同じ店のプロフィールが2つある。すでに誰かが確認を済ませている。こうした場合、確認のボタン自体が出てきません。手続きの前提がずれている状態です。
段B:確認の方法を進めている途中
コードが届かない、動画の撮影が途中で終わる、送信ができない、といった止まり方です。方法そのものは提示されているので、条件をそろえ直せば進むことがあります。
段C:送ったあと、審査の結果を待つ間
動画などを送ったあと、審査に時間がかかる場合があると案内されています。ここで止まっているときに、同じものを何度も送り直すのは逆効果になりかねません。待つ段なのか、やり直す段なのかを見分けるのが大事です。
動画での確認は、店の側にしか用意できないものを映します
映すのは、場所と、店を回している証拠
公式ヘルプでは、動画での確認について、店の場所が分かるもの(外観や看板、周辺)、業務で使う設備や道具、店を管理していることが分かるもの(関係者しか入れない場所や業務用の鍵など)を映すよう案内しています(2026年10月時点)。
ここで差が出るのは、撮影の上手さではありません。途中で切らずに、一続きで映せるかです。看板と店内が同じ場所だと分かる流れで撮ることが求められます。
撮る時間を、営業の外に確保できるか
関係者しか入れない場所や設備を映すので、お客様がいる時間帯は撮りにくくなります。開店前や閉店後に、店の鍵を開けられる人が立ち会う必要があります。外注先が代わりに撮る場合でも、この立ち会いは店の側に残ります。
外注先に頼むとき、手間を動かしている条件
オーナー確認の支援を外注先に頼むと、多くは最初の一度きりの作業として扱われます。金額はここでは書きませんが、手間が増える向きと減る向きは書けます。
拠点の数と、それぞれの状態がそろっているか
拠点が多いほど、手間は増えます。さらに、確認済みの拠点と未確認の拠点が混ざっていると、拠点ごとに止まっている段が違うので、一つずつ切り分けることになります。
誰かが持ったままのプロフィールを、取り戻す手続きが要るか
他のアカウントで確認済みのプロフィールには、アクセス権をリクエストする手続きがあります。相手の返事を待つ時間が入るので、新しく確認するより長引くことがあります。この手続きが要る場合は、手間が増える側です。
現地での動画撮影に立ち会うか
外注先が現地まで来て撮影を手伝う形だと、出張と時間の分だけ重くなります。電話でのやり取りだけで店の側が撮る形なら、軽くなります。
確認のあとの初期設定まで含めるか
確認だけで終わる見積もりと、カテゴリや営業時間などの基本情報を整えるところまで含む見積もりがあります。範囲が違うので、そのまま並べて比べることはできません。
見積もりは、止まっている段を書いてから取る
見積もりを頼むときは、「オーナー確認をお願いしたい」とだけ書かずに、次の3つを添えてください。
- 拠点の数と、拠点ごとに止まっている段(A・B・Cのどれか)
- 別のアカウントで確認済みになっている可能性があるか
- 確認のあとに、どこまでの設定を任せたいか
同じ文面を各社に渡せば、返ってくる見積もりの範囲がそろいます。含まれない作業は何かを、先に聞いておくと後で話がずれません。具体的な金額が必要な方には、料金・お見積りページから条件を伺ってお見積りします。
持ち帰れる手順:オーナー確認が止まった原因を上から切り分ける
上から順に確かめて、引っかかったところで止めてください。下の段に原因があっても、上の段がずれていると直りません。
- いまログインしているのは、店が管理しているアカウントか。辞めたスタッフの個人のアカウントや、過去の業者のアカウントではないかを確かめます。違えば、店が管理するアカウントでログインし直します。
- 同じ店のプロフィールが、地図上に2つ出ていないか。店名と住所で検索し、重なっているものがないかを見ます。重なっていれば、どちらを残すかを決めてから進めます。
- すでに別のアカウントで確認済みになっていないか。確認を進めようとして、他の人が管理している旨の表示が出たら、アクセス権のリクエストに切り替えます。新しく作り直すのではありません。
- 店名・住所・カテゴリが、看板や実際の営業と一致しているか。店名に地名や宣伝文句を足していると、ガイドラインに合わないと見なされる場合があります。看板どおりの名前に戻します。
- 提示された確認方法の条件を、そろえられているか。電話なら受けられる番号か、動画なら撮影の時間と立ち会う人を確保できるか。そろわなければ、そろう日まで進めないほうが無駄が出ません。
- 動画は、看板から店内まで一続きで映せているか。途中で切れていたり、場所のつながりが分からなかったりしないかを見直します。
- 送ったあとは、審査中の表示かどうかを確かめる。審査中なら、同じものを送り直さずに待ちます。結果が出てから、次の手を決めます。
今日できるのは、1番と2番です。ログイン中のアカウントを確かめて、店名で地図を検索する。これだけで、段Aかどうかはその場で分かります。
頼むときも、オーナーの権限は店の側に残します
外注先が「こちらのアカウントで確認しておきます」と申し出ることがあります。手間は減りますが、契約が終わったあとに権限を取り戻す手続きが要ることになります。上の段Aで止まる店舗の多くは、もともとこの形から始まっています。
確認は店が管理するアカウントで済ませ、外注先には必要な範囲の権限を付けて渡す。この順番にしておくと、外注先を変えるときも止まりません。権限の預け方は、MEO対策の会社の選び方で書いています。
この記事と近い話は Googleビジネスプロフィールの使い方|直したあと、どこを見て確かめるか/Googleマップで上位表示されない|原因を上から順に切り分ける手順 にも書いています。
まとめ:止まっているのは、手続きのどの段か
オーナー確認ができないとき、店の側で確かめるのは「どの段で止まっているか」です。確認を始める前なのか、方法を進めている途中なのか、送ったあとの審査待ちなのか。段が決まれば、アカウントを確かめ直すのか、権限を取り戻すのか、撮り直すのか、待つのかが一つに絞れます。
外注先に頼む場合も、止まっている段を書いて渡せば、見積もりの範囲がそろいます。そして、確認は店が管理するアカウントで済ませておく。これが、あとで止まらないためのいちばん確かな置き方です。
確認の方法や画面は、Googleの側で変わることがあります。手を動かす前に、最新の公式ヘルプもあわせて確かめてください。
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